オンラインゲーム中毒は大人がなる?

オンラインゲーム中毒は大人がなる?

そして麻薬中毒やアルコール中毒など、中毒という病気は、完全に治すのは不可能とも言われます。
病院で治療を受けても、中毒患者は再発を繰り返します。
意志の問題で解決できることではなく、身体や脳が中毒症状に犯されてしまっているからです。
残念なことに一度中毒患者になってしまうと、回復への希望は薄まります。
だからこそ初期の段階で予防しなくてはならないのです。
そして、このゲーム中毒は子供だけの問題ではありません。
先ほどひきこもり現象に触れましたが、ゲーム中毒の問題は、むしろ今は大人の間で深刻になっているのです。
韓国のネットカフェで、ある男性が死亡した事件がありました。
その男性は未婚の日雇い労働者でしたが、ほとんどの時間をネットカフェに寝泊りして過ごし、その時間数は死亡する前の20日間、417時間、1日平均20時間という記録が残っています。
睡眠は1日2〜3時間で、食事もインスタントラーメンで済まし、事件当日も9時間以上ゲームをしていました。
「オンラインゲーム中毒」です。
ある精神科の医師は、実際にゲーム中毒者の脳を機能性MRIで検査し、薬物中毒患者の脳に似たパターンを示すデータを得ています。
ゲームの世界では、ゲームの中に設定された大小の目標を達成することで、即時的な成果が得られることがあり、エンドルフィンなどを脳内で分泌し続けるために、中毒症状を引き起こしてしまうと言います。
ネットカフェで死亡した男性の足は、長時間同じ姿勢で据わっていたためにひどく腫れていました。
足の異常な腫れも気にならないくらいに、彼はゲームに熱中していたのです。
決して身体的には快適ではない筈なのに。

韓国のオンライン中毒の患者の例は、決して特別なケースではありません。
彼の一歩手前の大人がゲームの普及した国には大勢潜んでいます。
ネットゲームを略してネトゲ廃人とも言いますが、やっぱり多いのは韓国や中国ですが、アメリカ、日本もネトゲ廃人、またはインターネット依存症の方は量はトップクラスに入ります。
オンラインゲーム中毒患者の大半がはまっているゲームはRPGゲームです。
有名なのがエバークラックと呼ばれる「エバークラスト」の中毒者です。
アメリカでも社会現象になるまで人気を呼びましたが、エバークラストのヘビーユーザーが謎の自殺を遂げ、母親は米ソニー・オンラインエンターテイメント社を相手取り、訴訟を起こす決意を固めました。
自殺したショーンさんは仕事を辞め、1週間ぶっとおしでプレイしていたそうです。
自殺までいかなくても、このゲームが原因で離婚した夫婦の数が多いことから、夫がエバークラックになってり離婚した女性の会なども作られています。
エバークラックになると末期症状では仕事を辞めて1日中飲食も忘れてゲームに熱中しますが、そこまでいかなくても、仕事以外の時間を睡眠時間を削ってまでプレイし続け、家族と会話する時間すら惜しむようになります。
こうした現象が、大人の間に起きているのです。