ゲーム中毒は誰が原因?

ゲーム中毒は誰が原因?

そして今のところは具体的な解決法は生み出されていません。
日本のテクノロジーが国内だけではなく、世界にまでこうした影響を与えているのです。
日本が世界に誇れるものは2つ、ジャパニメーションと呼ばれる日本のアニメと、そしてテレビゲームです。
テレビゲームによる中毒患者発生の回避、この問題さえクリアすれば、日本は真のゲーム大国と評価されるでしょう。
けれど中毒になるほどのゲームを製作した功績は素晴らしいです。
きっと、ほんのちょっと初期の段階で個人が気をつけていれば、ここまでゲームの被害が取りざたされることはなかったのでしょう。
ただ、ヘビーユーザーのおかげでゲーム会社が非難されるのは、彼らにとって腑に落ちないと思います。
それは誰しも飽きてすぐに止めるようなおもしろみのない、売れないソフトを作れ、と言われているのと同じことですから。
アルコール中毒患者の数は多いのに、お酒の製造会社やバーを訴える患者の家族はいません。
飲んだ本人が悪いのです。
ゲームも、ゲームをつくった会社が悪いのではなく、やっぱりはまり過ぎた個人に責任があるのです。
社会人として働いている大人が熱中するほど、今のゲームは面白いのです。
それまで築き上げた家庭を壊して離婚してしまうほど、今のゲームは面白いのです。
そう言われると、余計にプレイしてみたくなりますよね。
世界で初めてのゲームは、実は軍事技術で開発された、というお話を最初にお話させてもらいました。
ウィリー氏は自分の開発した技術によって、より多くの人間が亡くなったことを、ずっと気に病んでいました。

彼が技術を上げれば上げるほど、効率よく大量に敵を殺すことになるのですから。
彼は晩年まで世界平和を望んでいました。
果たして、彼は現在の状況をどう受け取るのか、気になるところです。
働かずに引きこもっていても何とかなる上に、ゲームだけに熱中できるなんて、なんて平和なんだ、と思うかもしれません。
それとも、テレビゲーム文化のきっかけに自分がテニスゲームを開発したおかげで、発展と同時にネトゲ廃人の急増、といった社会現象を起こしてしまった、ゲームだけをする人間が溢れているなんて、そんな状態は平和ではない、と嘆くのでしょうか。
いずれにしても、テクノロジーで起きた問題はテクノロジーで解決するしかない面も確かにあります。
発展しすぎた文化や技術を危ぶむ声は、いつの時代のどの分野でも聞こえてきますが、今更テレビゲームの廃止運動をしても、海賊版や闇市場でこっそり入手してプレイする人は必ず出てくるでしょう。
大事なのは、中毒になる前の子供時代に、家庭や小学校などでこうした問題に関してもきちんと指導、アドヴァイスを行うことです。
麻薬や煙草に関してはそうした指導は行われていますが、テレビゲームに関しては本格的な指導はまだまだですから。